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半信半疑のまま勉強開始

今から思えば、社労士の道を志したことにはっきりした理由はないというのが実際のとこかもしれない。
生まれてこのかた、総務の仕事をしたいと思ったこともないし、法律に興味があったわけでもない。
だから、多分、今のように家族を背負っていなかったら、社労士を取ろうとは思わなかったと思う。なんとかしなくちゃ、というだけの焦りから、とりあえずどんなもんか分らんけどやってみよう、そんな感じだった。
実際には司法書士でも、行政書士でも良かったのだ。
キャリアがない分を勉強で補うことさえできれば、もうちっとましな生活ができると思っただけだ。

不思議なことに資格のガイドブックを見る前から、なんとなく社労士にしようと思っていた。
昔勤めていたホテルで、社労士の研修会がよく開かれていたせいかもしれない。ただ、この時は社労士が何をする資格なのかさえ知らなかった。
また、別のホテルで退職勧奨を受けた(要は会社から辞めてくれと言われたのだ)時に、離職票の理由欄に「退職干渉を受けた」と書いて出したら、そのホテルの顧問社労士から、「干渉ではなく勧奨なので書きなおしてほしい」と上司を通じて指示されたことがあった。苦笑いしながら訂正したが、この時にもなんとなく、社労士って儲かるのかな?などと考えていた記憶がある。

そんなわけだから、挑戦すると決めた後も、いきなり猛勉強ということにはならなかった。
自分が本当に社労士を取るのかどうか、自分でも半信半疑のままのスタートだった。

まずはインターネットで過去問題を見つけたので、ダウンロードしてみた。
http://homepage2.nifty.com/~hioki/srkakomon.htm

労働基準法くらいは聞いたことがある。中学の公民の授業で、法定労働時間は8時間とか、その程度だ。
試しに労働基準法の過去問題をやってみた。だが、問題を解こうにも、まず言葉の意味が分らない。所定労働時間って何だ? 法定労働時間とどう違うんだ? 労働委員会? 労使委員会? 労使協定?????

正直言って、何をどう勉強すればいいのかすら見当もつかない。
とりあえず、困った時はインターネットだ。
検索していくと、3年も4年もかかって合格した人の体験記が見つかった。
ふむふむ、テキストは書店で売っているんだな。あと、問題集も必要だな。
要はあの択一と選択を正しく選ぶことができればいいんだろ。
体験記には、壮絶な猛勉強の様子が迫力満点で書かれていた。
「正しく選ぶ」だけの試験なのに、ずいぶんと苦労してるんだな。何がそんなに難しいんだろう?
いまいち実感がわかなかったが、テキストとやらを読めば、さっきの過去問題の答えが書いてあるんだろうから、一度テキストを立ち読みでもしてみるか。
(つづく)

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